フロント佐藤です。珍しく連投します。
先ほどの御殿場イルミネーションへの行きすがら、高速を降りた直後にそれは起こりました。
御殿場ICを降り、下り坂に差し掛かりエンジンブレーキを利かそうとマニュアルモードにシフトすると・・・
・・・あれ、シフト表示が数字にならないぞ!?
・・・そういえば発進時もやたらエンジン回転があがってたなぁ~?
と、ここで思い出しました。ヒートプロテクションモードのことを。
そもそも「ヒートプロテクションモード」とは何ぞや? という方がほとんどかと思いますのでご説明させて頂きます。
このモードはオートマミッションの作動油(いわゆるATFです)の温度が一定以上に上がってしまった時に発生します。
この時には車はATF油温を下げることを優先にして走るため、マニュアル操作の受付をいったん停止し変速回数を出来るだけ少なくするように走行します。
(変速回数が多くなると色々な作用をさせるために仕事量が増え発熱しやすくなります)
これは「故障」ではなく「故障に結びつかない様にするための自己防衛」なのです。なので故障表示も出ず、コンピュータの記録にも残りません。
・・・そういえば、時間がやや押し気味で高速道路をやや飛ばし気味+1600ccエンジンに以前乗っていた406とほぼ同じくらいの車重にフル乗車という条件だったなぁ・・・
ということに気が付きおとなしく走行していたら目的地に着くころには何事も無かったかのようにいつも通りに戻っていました。
ちなみに206・207・307の全モデル、306後期型のシフトゲートがギザギザタイプのモデル、406の2000ccモデル、308のマイナーチェンジ前モデルのほとんどが、同じタイプのオートマミッション(「AL4」と呼ばれます)なので、もし同じような現象が発生しても慌てずゆったりと走ってみて下さい。たいがいそれは一過性の感冒のようなものです。
今回は特に写真もなく、やたら長文になってしまいましたが、今後は色々な役立つネタなどを”写真つき”でご紹介できればと思います。